1.「すべての職員の手指衛生が完璧なら、感染対策は90%成功している」
・結局、手洗いにはじまり、手洗いに終わる
・手洗いが十分できている集団は、それなりに効果的対策が行われている
2.「ベストより ベターな感染対策を目指す」
・施設の事情を考慮した、オーダーメイド対策を行う。
・感染対策10項目の平均50点より、的を絞った3項目の平均90点を目指す。
・エビデンス、ガイドライン通りの対策ができる施設は一握りである。
・感染対策の達成度は、感染対策予算より職員の教育レベルに影響される
・誰でも実践でき、ひとりの脱落者もでない長続きする対策から導入する
3.「地域全体で取り組む感染対策が重要である」
・病院、介護福祉施設から学校、職場、イベント会場まで、人が集まる場所は、すべて感染対策の対象である。
・介護福祉施設は、いまもっとも危ない微生物のリザーバーとなっている。
・在宅医療のなかにこそ、順守すべき感染対策の最大公約数がある
いまどきの注意すべき感染症に対する対策